報恩講とは?

浄土真宗で最も大切な行事といえば「報恩講(ほうおんこう)」です。
昔は、この行事があるときだけは、何よりも優先して、家族そろって参加したといわれます。

しかし、現代は浄土真宗の方でも「報恩講」をご存じなかったり、何をするものなのか、分からないまま参加されている方も多く、食事をして、世間話をして、近所の交流を深める集まりと思われている方も少なくありませんが、それは本来の報恩講とは異なるものです。

浄土真宗の伝統ある「報恩講」とは、そもそも、どのようなものなのでしょうか?

報恩講とは、親鸞聖人のご命日である11月28日の前後に行われます。
今年は、10月13日(土)14日(日)の2日間にわたって勤められます。

「報恩講」とは「恩に報いる集まり(講)」という意味です。

親鸞聖人のご恩を知り、親鸞聖人のご恩に報いる、仏法を聞かせていただくご縁が「報恩講」なのです。

親鸞聖人がおられなければ、毛頭知ることのできなかった人生の最も大切なことがあります。

それを報恩講で聞かせていただくことができます。

日本最大の報恩講

浄土真宗の盛んな地域では、報恩講を行いますが、中でも10月13日(土)14日(日)に富山県射水市の親鸞会館で行われる報恩講は、最大級のものです。

その詳細をご案内しましょう。

  • 浄土真宗の教えの真髄を、初めての方もわかりやすく聞けます。
  • 親鸞聖人の尊いお言葉の意味が分かるようになります。
  • 講師は高森顕徹先生です。親鸞聖人が明らかにされた浄土真宗の教えを、戦後から今日まで、70年にわたり伝え続けています。

    日本国内にとどまらず、世界各国で親鸞聖人の教えを講演。
    難しい仏教用語も、分かりやすい現代の言葉で説き明かし、懇切丁寧に伝えることに徹しています。

    仏教の教えを分かりやすく書かれた著書は、250万部を突破するベストセラーとなり、英語、中国語、ポルトガル語などにも翻訳されています。

  • 会場となる親鸞会館には世界最大の二千畳の講堂があります。
  • 30畳分の大映像設備に加え、どこに座ってもハッキリ聞こえる音響設備、難聴者向けの音声受信機もあります。
  • 身体に不都合があり、不安な方もご心配いりません。
  • 医師、看護師による医療サポート、トイレの設備も充実しております。
  • 報恩講には、親鸞聖人の教えを聞くために世界各国から集います。
  • 老若男女、国境の壁を越えて、多くの人と交流できる滅多にない機会です。
  • 専門家による無料の相談コーナーも設けられています。医療・法律・建築のそれぞれのプロフェッショナルが皆さんのご相談に応じます。
    希望される方はお気軽にお申し付けください。

平成30年 親鸞聖人報恩講のスケジュール

  • 日時:10月13日(土)14日(日)
  • 会場:親鸞会館(富山県射水市上野1191)→アクセスマップはこちら

 
※スケジュールは変更になる場合がございますので、当日、受付でお配りするパンフレットで改めてご確認ください。

13日(土)午前の部

9:30~ 勤行(※1)
9:55~10:05 体験発表
10:35~11:30 ビデオ上映
11:30 恩徳讃斉唱(※2)

13日(土)午後の部

13:20~ 勤行(※1)
13:45~14:05 体験発表
14:30~16:00 講演〔途中20分の休憩あり〕
16:00 恩徳讃斉唱(※2)
16:45~18:00 会食、座談会(※3)

※1:勤行(ごんぎょう)では、親鸞聖人の『正信偈』と蓮如上人の『御文章』を拝読します。
※2:恩徳讃(おんどくさん)とは、親鸞聖人の書かれたお言葉を歌にしたものです。
※3:会食、座談会の参加は別途申し込みが必要ですので、希望される方はご相談ください。

14日(日)午前の部

9:30~ 勤行(※1)
10:20~12:00 講演〔途中20分の休憩あり〕
12:00 恩徳讃斉唱(※2)

14日(日)午後の部

13:30~16:00 勤行(※1)、弁論大会(※4)
16:00 恩徳讃斉唱(※2)

※1:勤行(ごんぎょう)では、親鸞聖人の『正信偈』と蓮如上人の『御文章』を拝読します。
※2:恩徳讃(おんどくさん)とは、親鸞聖人の書かれたお言葉を歌にしたものです。
※4:弁論大会では、親鸞聖人の教えに巡り遇えた喜びを7名の弁士が発表します。

参加された方の感動の声

昨年までの報恩講に参加された方の声をご紹介します。

こんな光景は見たことがない

親鸞会館の二千畳に実際に足を踏み入れた時、
その広さに息をのみ、言葉を失っていました。
浄土真宗の教えを、これまでちゃんと聞いたことはなかったのですが、高森先生の講演は、一言一言、丁寧に話をされ、私にもよく分かりました。
報恩講2日間に参加しましたが、感動することがたくさんあり、すこぶる元気になって、2日目は車イスも要らないほどでした。
(鳥取県 70代 男性)

亡くなった祖母も喜んでいると思います

親鸞会館での講演会に足を運び、北陸自動車道にある、あの看板の建物はここだったのか!と分かりました。
祖母は熱心な浄土真宗の門徒で、御仏壇には明治時代のカタカナの『御文』が置かれています。
意味を聞いたことはなかったのですが、高森先生から分かりやすく教えていただいて、亡くなった祖母も喜んでいると思います。
(石川県 60代 女性)

親鸞聖人の教えの力を感じました

3年前、インターネットがきっかけで、初めて親鸞会館の二千畳に参詣した時、全国各地から集まっているのを見て、これほど多くの人々を導く仏の教えの力というものを強く感じ、ただただ驚きました。
浄土真宗には、人々の心を惹きつける強い力があると知らされた次第です。
親鸞聖人の教えを現代の私たちに分かるように説いてくださり、報恩講での力強い講演を、一言一言、心に刻むように聞かせていただきました。
(東京都 50代 男性)

入場料とお布施のご案内

気になるのが、入場料ですが、もしあなたが今まで何かの講演に参加されたことがある場合、
「2時間ぐらいの講演で3000円だったから、
 2日間かけての講演だったら、4万円とか5万円とか、
 するのではないか?
 一般のセミナーで有名な先生のお話なら、
 20万とか30万円するのも聞いたことがあるし、
 少なくとも10万円はするのだろう」
と不安に思われるかもしれません。

でも、ご安心ください。
今回、仏教の伝統にもとづいて、「入場料」というものはありません。

どういうことかといいますと、仏教では本来、寺が門徒(信徒)に対して本当の幸福になれる教えを説き、門徒は寺に、聞かせていただいたお礼にお布施をしていました。

「お布施」は、仏法を聞かせていただいたお礼なのです。

報恩講は、浄土真宗の長い歴史にのっとった、とても大切な行事ですので、お布施の額は「自由」です。

「自由」と聞くと、大胆に思われるかもしれませんが、それは、お金の有る無しにかかわらず、浄土真宗を知りたい人に、親鸞聖人の本当の教えをお届けしたいからです。

これは、世間で言う「カンパ」のようなものなので、10万円をお布施される方もあれば、小学生や中学生が、自分のお小遣いから1000円を出して参加される方もあります。

そうは言いましても、
「一般に、どのくらいするものなのでしょうか?目安とか、何もないと困ります」
と言われる方も少なくありませんので、そのような方には、「目安は1日1万円です」とお伝えしています。
ただし、仏法に対するお布施はまったくの自由なのです。

「ならば0円でもいいんですね」
といわれる方もあるでしょうが、それはご本人の大きな損失であることは否定できません。

例えば、無料でもらった本は、まともに読まないまま、放置していたり、大切に扱うことをしません。読まずに捨ててしまったり、人にあげてしまうこともあるでしょう。

自分で買った本は「お金を出したのだから」と何とか最後まで読もうとするものです。

せっかく同じ時間をかけて仏教の話を聞くにしても、
「無料だから」
という気持ちで聞くと、受け取れるものが少なくなってしまうのです。

仏教には、人生を素晴らしいものにする大切な教えが説かれています。
それをどれだけ受け取りたいか、がお布施にあらわれるのでしょう。

これは自分だけにとどまる話ではありません。

集まったお布施は、仏さまからお預かりした「浄財」ですから、より多くの方に本当の仏教をお届けし、幸福になっていただくために使われます。

つまりあなたは、他の人を幸せにする施しをされることになりますから、
「他人を幸せにする人は自分が幸せになる」
という仏教の教えにによって、あなた自身が幸せになるのです。

しかも、仏法によってえられる幸せは、お金や食べ物などの、一時的な喜びとは異なり、変わらない幸せです。

仏教の教えによって、本当の幸せを知れば、あなたをはじめ、周囲の皆さんの人生に、これからどれだけの心の豊かさをもたらすか、想像もできません。

インターネットから報恩講への参加を希望される場合は、事前のお布施の納入をもって、参加申し込みとさせていただいております。事前納入の額は問いません。行事当日、受付で追加で納めることもできます。

なお、お布施には交通費・食事・宿泊代は含まれておりません。また、13日(土)の夕方からの会食は、別途、申し込みと食事代が必要ですので、あらかじめご了承ください。

特典

インターネットから申し込まれた方だけの特典として、高森顕徹先生の著書の中から1冊を記念品として贈呈いたします。
70年の布教の中で、多く質問を受けた問いに答えているもので、Q&A形式で分かりやすく書かれてあります。

会場とアクセス


会場は、富山県射水市にある親鸞会館です。
  • 北陸自動車道「小杉インター」から車で約3分
  • あいの風とやま鉄道「小杉駅」から車で約15分
  • 富山空港から車で約30分
  • 北陸新幹線「富山駅」から車で約30分
    「新高岡駅」から車で約20分

※親鸞会館には広い駐車場があり、駐車場から会館まではシャトルバスが巡回しています。
※交通・宿泊については、全国各地でツアーが組まれており、そのツアーにご参加いただくことも可能です。お気軽にご相談ください。

お申し込み

親鸞聖人報恩講 参加お申し込みフォーム

以下のフォームに必要事項を記入し、カード決済またはお振り込みにて、お布施を納入ください。

    お名前
    ふりがな
    都道府県
    電話番号
    メールアドレス
    年代
    参加希望日 10月13日(土)14日(日)10月13日(土)のみ10月14日(日)のみ
    納入方法 カード払い振込み
     
    ※送信後、納入手続きの画面に進みます。

    ※ご不明な点がありましたら、
    yu-ito@jdss.jp
    080-4102-3810(伊藤)までお問い合わせください。