浄土真宗 親鸞会

学んだ人の声

学んだ人の声

一目ぼれした彼との初デートで、まさかの展開!?
おかげで人生のいちばんの幸せが何か分かりました!

名前
ゆいさん
出身地
東京都
職業
主婦
性別
女性

どのようなきっかけで仏教を聞き始めたのですか?

一目ぼれした職場の男性と最初のデートをした日、展望台で美しい夕日を見ながら「次の土日はどこに行く?」と質問した私に返ってきたのは「僕、仏教の勉強をしているので、土日は会えません」という一言でした。
一瞬、意味が分かりませんでした。怪しい……。休日に会えないなんて、既に家庭があるに違いない、と疑った私は「その仏教の勉強会とやらに私を連れて行ってよ!」とケンカ腰で詰め寄りました。すると彼は、とてもうれしそうな顔をして「実は僕も1回来てほしいと思ってたんだ。来週あるから行こう」と言うのです。
連れて行かれたのは、東京渋谷の公民館。そこで待ち受けていたのは……紛れもない仏教の勉強会でした。

衝撃の展開です。初めて仏教勉強会に参加されて、どう思われましたか?

「私たちが一生懸命求めているものは、いつかは自分を見離していくものばかり」と、話されている内容は、「そのとおりだなあ」と納得できることばかりでした。しかし、〈確かにそうだと思うけど、それって今、必要なこと? それより愛する人に囲まれ、かわいい洋服やキレイな化粧品でオシャレすることのほうが幸せ〉と感じ、勉強会はこれで最後、と心の中で思っていました。

それがどうして続けて聞かれるようになったのですか?

私の価値観を大きく変えたのが、あの東日本大震災でした。
職場にいた私は、今まで経験したことのない激しい揺れに襲われました。棚の物が転げ落ち、緊急地震速報のアラームとビルがきしむ音に、初めて「死ぬかもしれない」と思いました。
実家の両親から電話が来ますが、この不安から救い出してはくれません。携帯電話の回線はパンク状態で、彼とも連絡が取れない。交通機関も麻痺して、会いにも行けない。次々に襲ってくる余震で怖くて眠れません。
そんな時、クローゼットの中にある1枚のワンピースが地震に合わせてユラユラと揺れるのが見えました。そのワンピースはまだ一度も着ていない服で、春になったら着ようと用意していたものです。
〈今また大きな地震が来て、私が死んでしまったら、あの服に一度も袖を通すことはないのか〉
と思った時、ハッとさせられました。
死を前にすると、私が大切にしてきたものは、私を助けてはくれない。どうして気がつかなかったんだろう。仏教の勉強会でも話されていたのに、私には関係がないと思っていた。私が本当に求めなければいけないものは、と考えた時、「仏教は、死が来ても崩れない幸福を教えている」と話されていたことを思い出しました。「仏教は、聞かないといけない教えなのかもしれない」と思い、それからまた、彼と一緒に講座に参加するようになったんです。

今のお気持ちを一言、お願いします。

彼が一生懸命、私を講座へ誘ってくれたこともあって、続けて仏教を聞くことができました。私の本当の幸せを願って仏法を伝えてくれた彼に、今は心から感謝しています。今度は私が、誰かにとってそんな存在になりたいと思います。

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