報恩講(ほうおんこう)とは、親鸞聖人の教えを深く知り、ご恩に報いる法話会です。毎年秋に開催されます。
人物紹介のテレビ番組で、「歴史上の人物ベストワン」と称された親鸞聖人。時代を超え、尊敬する人があふれています。
その親鸞聖人に、私たちはどのようなご恩を受けているのでしょう。
その答えは、親鸞聖人の教えにあります。
親鸞聖人の教えは、一言でいえば「なぜ生きるの答え」です。
親鸞聖人は、私たちが最も知りたい「なぜ生きる」の疑問に明答されているのです。
親鸞聖人がおられなければ、私たちは何のために生まれたのかも知らず、むなしい一生を送っていたでしょう。聖人の90年の生涯のご布教あればこそ、どんな人でも本当の幸せになり、人間に生まれてよかったという生きる目的を果たせるのです。
親鸞聖人が逝去なされた11月28日前後に開かれる親鸞聖人報恩講は、浄土真宗の最も大事な行事で、親鸞聖人の教えを聞かせていただく講演や行事が、2日間にわたって行われます。どなたでもご参詣になれるご縁です。
今年も「なぜ生きる」の答えを明らかにされた親鸞聖人の教えについて、高森顕徹先生の講演があります。1から解説されますので、初めて聞かれる方もよく分かります。
会場:浄土真宗親鸞会館(富山県射水市)→アクセスマップはこちら
親鸞聖人報恩講のスケジュール
(※スケジュールは変更になる場合がございますので、当日、受付でお配りするパンフレットで改めてご確認ください)
13日(土)午前の部
13日(土)午後の部
※1:勤行(ごんぎょう)では、親鸞聖人の『正信偈』と蓮如上人の『御文章』を拝読します。
※2:恩徳讃(おんどくさん)とは、親鸞聖人の書かれたお言葉を歌にしたものです。
※3:会食、座談会への参加は、事前の申し込みが必要です。
14日(日)午前の部
14日(日)午後の部
※1:勤行(ごんぎょう)では、親鸞聖人の『正信偈』と蓮如上人の『御文章』を拝読します。
※2:恩徳讃(おんどくさん)とは、親鸞聖人の書かれたお言葉を歌にしたものです。
※4:弁論大会では、親鸞聖人の教えに巡り遇えた喜びを7名の弁士が発表します。
参詣された方の喜びの声
昨年までの親鸞聖人報恩講に参詣された喜びの声を、一部、ご紹介いたします。
3年前、インターネットのご縁で初めて二千畳に参詣した時、全国から馳せ参じる人を見て、これほど多くの人々を導かれる仏の教えの力というものを強く感じ、ただただ驚きました。親鸞聖人の教えには、何ものにも代え難い無限の力があると知らされた次第です。その親鸞聖人の教えを現代の私たちに分かるように説いてくださり、報恩講での熱きご説法、一言一言、心に刻むように聴聞しました。
私は、ずっと生きる意味が分からず、苦しみ悩み続け、ついに日本を飛び出してしまいました。東南アジア、ロシア、ヨーロッパ、中東、地球の反対側の南米まで行きましたが、結局、本当の幸せは見つからず、貧しさと争いに苦しむ人々を前に絶望するだけでした。
昨年亡くなった祖母の葬式を縁に、インターネットで、仏教を学べるところを検索し、仏教勉強会に参加、ついに二千畳にたどり着くことができました。
20年の歳月を待たねば法然上人との出会いが、かなわなかった親鸞聖人。富山で生まれ育ちながら、私は32年、お会いできませんでした。今まで苦しんだのは全て、阿弥陀仏が私を真実へ誘引されるご方便だったと、涙が止まりませんでした。
退職して間もなく、郵便受けに届いたチラシの「浄土真宗」の文字に心引かれ、導かれるように金沢市内の講演会に行きました。その年の降誕会で初めて親鸞会館に足を運び、北陸自動車道にある、あの看板の建物はここだったのか!と分かりました。看板の文字が、ずっと頭の中にあったことがご縁となったのでしょう。阿弥陀仏のお計らいですね。今では毎月、二千畳へ参詣しています。祖母は熱心な真宗門徒で、御仏壇には明治時代のカタカナの『御文』が置かれています。意味を聞いたことはなかったのですが、二千畳で今、教えていただけるようになり、亡くなった祖母も喜んでいると思います。
親鸞会館の二千畳に、実際に足を踏み入れたとき、その広さに息をのみ、言葉を失っていました。 そして、高森先生の一言一言を、老若男女、多くの人々が真剣に聞いている姿に、こんな光景は見たことがないと驚きました。二千畳に来ると、すこぶる元気で2日目は車イスも要らないほどでした。
このように、親鸞聖人報恩講は、親鸞聖人の教えを聞かせていただくまたとないご縁です。ぜひご参詣ください。
親鸞聖人報恩講に参詣を希望される方へ
はじめての方は、必ずお問い合わせフォーム、またはお電話にて参詣をお申し込みください。係から詳細をご案内いたします。
電話でのお問い合わせは、0120-919-765(通話無料)におかけください。
※受付時間:平日9時~17時(土・日・祝日を除く)
事情により、急に日程が変更になる場合もあります。参詣される前には、必ず当サイト、または関係者へ日程の確認をお願いいたします。