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コラム

大映像・プロジェクター・音響パワーアンプをリニューアルした目的

浄土真宗親鸞会親鸞会館(富山県射水市)に設置してある、二千畳の大映像、前方プロジェクター、音響パワーアンプ(増幅装置)をリニューアルしました。

大映像は20年と長く使い続けましたが、寿命が来たため令和4年に交換いたしました。

一般的には映像を良くし、音響を聞きやすくするのは、音楽コンサートや映画鑑賞などの娯楽をもっと楽しむ為ではないでしょうか。

浄土真宗親鸞会では二千畳の大映像、プロジェクター、音響などの設備に徹底的にこだわっていますが、これらは決して娯楽の為ではありません。

ひとえに、真剣な聞法環境を用意するため であります。

浄土真宗で真剣な聞法を勧める理由

浄土真宗は「聞の宗教」といわれます。

世界には様々な宗教がありますが、大別すると修行の宗教、瞑想の宗教、祈祷の宗教などがあげられるでしょう。

浄土真宗は、それらのどの宗教とも異なり、「聞」の宗教といわれます。

この「聞」についてお釈迦様は、お経に

設い大火有りて三千大千世界に充満せんに、要ず当にこれを過ぎて  この経法を聞き  、歓喜信楽し、受持読誦し、如説に修行すべし

引用:大無量寿経

と教えられ、また聖人は『大無量寿経』にお釈迦様が説かれていることを、

たとい大千世界に
みてらん火をもすぎゆきて
仏の御名をきくひとは
ながく不退にかなうなり

引用:『浄土和讃』

と教えられ、聞法を勧められています。

これを受け、蓮如上人は、私たちにわかりやすいように

「火の中を 分けても法は聞くべきに 雨風雪は もののかずかは」

「仏法には世間の隙を闕きて聞くべし、世間の隙をあけて法を聞くべき様に思う事浅ましきことなり」

「只仏法は聴聞に極まることなり」

引用:御一代記聞書

と教えられました。

いずれも真剣に、仏法を「聞」けとのお勧めであることは明らかです。

では、善知識方は何を聞けと教え勧められているのでしょうか。

仏願の生起・本末を聞く

親鸞聖人は「聞」について次のように教えられています。

「聞」と言うは、衆生、仏願の生起・本末を聞きて疑心有ること無し。

これを「聞」と曰うなり。

 

引用:教行信証信巻

衆生とは、私たちのことです。

私たちが何を聞くのかというと、「仏願の生起・本末」を聞くことだと明らかにされています。

「仏願」とは、「すべての人を必ず絶対の幸福に救う」と誓われた、「阿弥陀仏の本願(約束)」のことです。

「生起」とは「どんな者のために、弥陀は本願を建てられたのか」

「本」とは「どのように救うと、弥陀は誓われているのか」

「末」とは「その誓いを果たすために、弥陀はどうなされたか」

ということ。

これら仏願の生起・本・末以外、仏法に説かれていませんので、仏願の生起・本・末を真剣に聴聞することを、親鸞聖人がお勧めになっているのです。

浄土真宗が「聞」の宗教といわれる理由は、ここにあります。

聴聞について詳しくは、以下の動画もご覧ください。

そこで親鸞聖人の教えを真剣に聞くために、最適な聞法環境を用意することが大切になります。

真剣な聞法をするための設備を用意

親鸞会館の二千畳は、親鸞聖人の教えで、最も大事な聴聞(仏法を聞くこと)を最優先に設計されています。

多くの人が一同に会して聞法できるように、二千畳が作られ、ただ広いだけでなく、大映像やプロジェクター、音響設備についてもこだわり抜き、会館へ訪れた方に最高の聞法環境を用意しています。

今回リニューアルした設備についてご紹介いたします。

大映像

二千畳の大映像

演壇の上に設置されている大映像は、畳30枚分の大きさです。

講演では電子ボードや黒板を使用し、説明されますが、二千畳のいちばん後ろに座っても、大映像を見れば、壇上の黒板の文字もハッキリ見えます。

令和3年に開発された最高品質のデジタル映像システムを導入し、面積当たりこれまでの25倍のLEDランプ数が使用され、それだけ微細に映像を表現できるようになっています。

また過去の映像も最新の処理技術でより美しく再生できるようになりました。

前方プロジェクター

これまでのプロジェクターよりも格段に明るくなりました。

演壇上に新たに設置されたプロジェクターの明るさは、映画館の設備に近い16000ルーメンです。

過去の映像を流す際に、前方に座っている人で大映像を見れない人は、前方のプロジェクターの映像でハッキリと見ることができます。

音響パワーアンプ

音響は聞法にとって最重要になります。

親鸞会館の二千畳は、世界最大の畳部屋としてギネス記録にも登録されるほど、世界一広い聞法会場ですが、どの場所に座っても最適な音が聞こえるように、平面スピーカが使用され、細かく音の調整が行われています。

今回、音の増幅や音質の調整のための66台のパワーアンプが、最新機器に交換され、二千畳内の平面スピーカーと一般スピーカーを制御しています。

 真剣な聞法をするための親鸞会館

浄土真宗親鸞会館は、真剣な聞法をするための会館であり、他の宗教で行われている修行や、瞑想、祈祷などをすることは、一切ありません。

親鸞聖人が真剣な聞法を勧められており、真剣な聞法をするためには、聞法環境が最重要になります。

浄土真宗親鸞会では、最新の聞法設備を整え、妥協することなくこれからも親鸞学徒にとって最適な聞法環境を用意いたします。

他にも親鸞会館の設備について詳しくは、こちらも合わせてお読みください。

 

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