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体験談

芸術では埋められなかった心

藤田太一さん(仮名)

高校時代からデザインが好きで、大学ではコンピューターグラフィックスを学びました。

卒業後は、ものを作る事をしたくなり、墨絵に夢中になりました。

個人展覧会も開き、幾つかの賞も手にすることが出来ました。

しかし、どんなに好きな事に夢中になって、個展も開き、賞を手にしても、どうしようもない空しさは、ますます大きくなり、このまま続けていて良いのだろうかと迷いの心が出てきました。
この心は、どこから起きてくるのか、知りたくなり、芸術家の書物を数多く読みました。

しかし、どれを読んでも答えはありませんでした。
特に、岡本太郎氏の「人生に目的はない。人生は爆発である」という考えには失望しました。

やがて何もやる気がなくなり、絵に対する情熱も冷め、引きこもるようになり、ニートのような生活になっていったのです。
そんな3年前の冬、私を心配した友人から、高森顕徹先生の著書が手渡されました。

驚きました。人生には目的があるとハッキリ断言されていたからです。
趣味や生き甲斐をどれだけ求めても安心できない心が、人間に生まれてきて良かったという本当の幸せの身になれる。

以来、生きる目的を知らされた喜びは、少しも変わらないどころかより強くなっています。

今は、両親、祖父母と一緒に、親鸞会主催の講演会に参詣するようになりました。
生きる意味を知らずに苦しむ人々に、人生には目的があり、現在ただ今、生命の歓喜を獲る身になれることを、知って貰いたいと思います。

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