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体験談

仏教の魅力をベルギー出身の青年に聞いてみた

昨年(平成29年)の訪日外国人は2869万人。初めて1000万人を突破した平成25年から、わずか4年で3倍近く急増しています。
ショッピングや日本食、観光やビジネスで来日する人が多い中で、日本文化に関心を持ち、日本語を学ぶ人も増えています。

東京在住でベルギー出身のファビアンさん(27歳・男性)もその一人。
平成28年7月、日本語を勉強するために来日し、友だちに誘われたことをきっかけに、今、仏教を学んでいます。
仏教のどんなところに魅力を感じているのか、ファビアンさんに聞いてみました。

国際交流パーティーで声をかけられたのが転機に

日本に行きたいと思ったのは、日本のグローバル企業で働きたいというのが一番の理由でした。加えてヨーロッパで経験したことのない文化に関心があり、特に仏教をはじめとするアジアの宗教について何も知らなかったので、大いに学びたいと思っていました。

ですが、東京に来たばかりの外国人が、知りたいことを学べる集まりを見つけるのは簡単ではありません。、国際交流パーティーで知り合った中国人の友だちから、仏教の勉強ができるコミュニティがあることを聞いて、勉強し始めました。もし、このときに声をかけてもらわなかったら、一生、仏教を学ぶ機会はなかったかもしれません。

とにかく仏教の“教え”を学びたい

初めて参加した仏教の勉強会は、テーブルを囲みながら行なわれました。

質問したり、先生や他の参加者とコミュニケーションを取ることができて、私にとってうれしい驚きでした。なぜなら、ヨーロッパで仏教といえば、座禅や瞑想を指すからです。実地に体験できるということで、有意義に思った時期もありましたが、私はやはり、仏教の教えそのものを学びたいという気持ちが強かったので、疑問に思ったことを質問できるのは、仏教の教えを深く学ぶ上で、とても大切なことだと実感しています。

これからの人生に不可欠なのが仏教

すでに何カ月も仏教を学んでいますが、学べば学ぶほど、仏教は奥深いものだと感じています。勉強会で仏教の教えを聞くと、自分自身を振り返ることができ、いろいろなことを考えさせられます。例えば、幸せとは何か、人生の目的とは何か。自分はなぜ生まれ、生きているのか、などです。だから、仏教を学ぶことは、これからの自分に必要なことで、続けて学んでいきたいと思っています。

仏教は幸せの本質をズバリ

国際交流を通じて、多様な考え方に触れるほど、どの国の人も、幸せを求めて生きているいることは共通しています。そして、その幸福感というのは、誰と比べるか、何と比べるかによって変わる不安定なものだということが、仏教の教えを学んで分かってきました。そのような幸せの本質を、仏教は単刀直入に、私に説き明かしてくれます。

幸せとは何か、これは全ての人が悩んでいることだと思います。
本当の幸せとは一体、何か?
その答えを知るヒントが、仏教にあるのではないかと、今、感じています。

親鸞会館の二千畳の目的にいちばん驚いた

浄土真宗親鸞会館(富山県射水市)の法話にも参加し、仏教を学んでいます。

富山県では、日本ならではの美しい田園、海越しに見える山など、心を奪われる風景にあえましたが、一番心を奪われたのは、親鸞会館にある畳2千枚の空間でした。

まるで、一流のスポーツ施設かと思うほどの広さですが、この空間は、柔道や空手の施設ではなく、多くの人が集まって仏教を聞くための場所だと聞き、驚きました。
でも、TED(世界の著名人が講演する集まり)でさえ、あれだけの人が集まるのです。みんなが知りたい、人生の有意義な知恵を聞けるのですから、たくさんの人が集まるのも当然でしょう。こんな場所は、おそらく、世界中、どこを探しても他にありません。

高森先生のご法話をお聞きし、大変強く惹きつけられました。これからも、続けて仏教を学びたいと思います。

ファビアンさんも学んでいる仏教の勉強会とは?

「仏教についてちょっとでも学ぶことができたら、自分の明日がちょっとは変わるんじゃないか」
そんな期待を抱いている方は、少なくありません。
では、どこで学ぶことができるのか、それを探すのが大変です。

親鸞会では、全国各地で仏教を分かりやすく学べる勉強会、講座を開いていますので、まずは会場や日程をお問い合わせください。どなたでもご参加になれます。
なお、都合で参加できない方には、オンラインでお話しすることもできます。

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講座のご案内

浄土真宗親鸞会では、全国各地で浄土真宗・親鸞聖人の教えが分かる法話や講座を開いています。また、インターネットを利用したオンライン講座もあります。