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浄土真宗

浄土真宗のはじまり【浄土真宗の教え】

浄土真宗は親鸞聖人が明らかにされた教えです。「親鸞聖人の教え」と聞くと親鸞聖人が考え出した教えがあるように思われがちですが、そうではありません。浄土真宗のはじまりについてお話しいたします。

浄土真宗=仏教

浄土真宗は、約800年前、親鸞聖人が明らかにされた教えです。浄土真宗とか、親鸞聖人の教えと聞くと、親鸞聖人独自の特別な教えがあるように思われがちですが、そうではありません。それは、親鸞聖人が常に

更に親鸞 珍らしき法をも弘めず 如来の教法を 我も信じ 人にも教え聞かしむるばかりなり

と仰っていたことからも明らかです。この意味は“親鸞は、今まで誰も説かなかった「珍しき法」を弘めているのではない、釈迦如来の教えを、親鸞、間違いないと信じ、そのまま皆さんにお伝えしているだけである”ということです。ここからも分かるように、親鸞聖人は、ご自身の考えた独自の教えではなく、お釈迦さまの説かれたことだけを伝えられたのです。つまり、浄土真宗イコール仏教なのです。

浄土真宗=仏教

普通なら、「これは俺がはじめに見つけたんだ」「俺の成果だ」「それは俺のオリジナルだぞ。勝手に使うな」と、「俺が、俺が」を主張しがちです。しかし「親鸞、まったく私なし」と、私見を交えられないのが、親鸞聖人の大きな特徴の1つともいわれます。
では、親鸞聖人がひたすら伝えていかれた仏教とは何を教えられているのでしょう。

仏教とは

お釈迦様の説かれた教えを、今日、仏の教え、仏教といいます。なぜ、お釈迦様は仏といわれるのか。それはお釈迦様が、前人未到の厳しい修行を6年なされて、仏という最高無上の悟りをひらかれたからです。一口に悟りといっても、低い悟りから高い悟りまで52の位があります。仏というのはその最高位の52段目の悟りをいいます。ここまでさとった方は、地球上ではお釈迦様以外にはありませんので、昔から「釈迦の前に仏なし、釈迦の後に仏なし」ともいわれます。

では仏教で「悟り」とは何を悟るのかというと、大宇宙の真理です。ここでいう真理とは、科学的、数学的真理などではなく、私たちが本当の幸福になれる真理のことです。真理をさとられたお釈迦様が教えられたことは「どうすれば、苦しみ悩むすべての人々の苦悩の根元を取り除き、絶対の幸福という本当の幸福に生かすことができるか」これ1つでした。

仏教に宗派がある理由

お釈迦様が説かれたことは、すべてお経に書き残されています。それは七千余巻にのぼり、一切経といわれます。一切経を読めば、お釈迦様の教えを知ることはできますが、どのお経も難解で、膨大な数があるため、釈迦の真意にたどり着くのは難しく、様々な解釈が生まれ、幾つもの宗派に分かれていきました。

親鸞聖人が現れられるまでの仏教は、天台宗(比叡山)や真言宗(高野山)に代表されるように、女人禁制の山に入り、厳しい修行をすることによって本当の幸福(悟り)が得られると教えるものばかりでした。しかしそれでは、女性はもちろん、男性でも修行に耐え切れない人、病める人などは最初から排除されていることになります。仏の慈悲に差別はなく、すべての人に注がれているのですから、老若男女が、平等に幸福になれる教えであってこそ本当の仏教のはずです。

親鸞聖人は9歳で仏門に入り、最初は比叡山・天台宗の門で、修行に打ち込まれました。大曼(だいまん)の行と呼ばれる、最も厳しい生死をかけた難行もなされましたが、それでも悟りは得られません。聖人は教えの限界を感じ、29歳で泣く泣く山を下りられたのです。ところがそこで明師・法然上人に出会われ、釈迦の本意を聞かされた親鸞聖人は、たちどころに絶対の幸福の身に救い摂られました。それから親鸞聖人は、自らが救われた真実の教えを、90歳でお亡くなりになるまで命懸けで説き続けられました。その教えを浄土真宗といい、万人の救われる道がここに開かれたのです。
 

【まとめ】浄土真宗のはじまり

  • 浄土真宗=仏教
  • 法然上人から、釈迦の本意を聞かれた親鸞聖人は、たちどころに絶対の幸福に救い摂られた。それから親鸞聖人は、自らが救われた真実の教えを説き続けられた。その教えを浄土真宗という

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