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浄土真宗

「南無阿弥陀仏」とは何か(2)【浄土真宗の教え】なぜ南無阿弥陀仏の素晴らしさが分からないのか

私たちが、南無阿弥陀仏の素晴らしさが分からないのはなぜなのでしょうか? その理由についてお話しします。

南無阿弥陀仏の大功徳

前回から、南無阿弥陀仏についてお話ししています。

まだ、お読みになっておられなければ、こちらから先にお読みください。

親鸞聖人蓮如上人も、南無阿弥陀仏を言葉を尽くして讃嘆されているとお話ししました。

親鸞聖人は、「南無阿弥陀仏」のことを、

功徳の大宝海(正信偈)

と言われ、私たちを絶対の幸福にする、大きな宝の海のようなものだと褒め称えています。

蓮如上人も、

真実の宝というは南無阿弥陀仏(御一代記聞書)

と仰られ、『御文章』にはこう書かれています。

「南無阿弥陀仏」と申す文字は、その数わずかに六字なれば、さのみ功能のあるべきとも覚えざるに、この六字の名号の中には、無上甚深の功徳利益の広大なること、更にその極まりなきものなり。
(意味)
南無阿弥陀仏といえば、字数はわずか六字だから、そんな凄い力があるとは誰も思えないだろう。しかし、本当は、南無阿弥陀仏の六字の中には、どんな人をも無上の幸福にする、釈迦も説き尽くせなかった計り知れないお力があるのである。

南無阿弥陀仏の素晴らしさが分からない理由(猫に小判?)

お釈迦様も親鸞聖人も蓮如上人も、口を揃えて絶賛されている南無阿弥陀仏ですが、私たちは「どこにそんな値があるのだろう?」と思い、見向きもしません。
それよりも、1万円札やダイヤモンドや金などが価値あるものと思って、目の色変えて追いかけています。
 それは、悲しいかな、「猫に小判、豚に真珠」と言われるように、私たちに「南無阿弥陀仏」の値を知る智恵がないからです。
小判には値があるのですが、猫にはそれを知る智恵が無いのです。

南無阿弥陀仏の素晴らしさが分からない理由(金よりも、銀よりも、母の涙が世界一)

昔、村の寄り合いで、「いちばん値のあるものは何か」という話題になりました。
「金だ」「ダイヤだ」と甲論乙駁果てしがありません。そこにある人が「それは母の涙だ」と答えると、一同、シーンとなって、なるほど、そのとおりだな、とうなずきました。

ところがそこに少し頭の弱い男がいました。「今日はいいことを聞いたぞ。母 の涙は金よりも銀よりも値があるのか!」と喜び、飛んで家に帰るや母親を柱に縛り、「おっかあ、金よりダイヤより値のあるものを早く出せ」と棒で叩きます。
びっくりした母が訳を聞くと、さすがにその愚かさ加減にあきれ、「うちの息子はバカだとは思っていたが、これほどまでに愚かとは・・・」と、わが子の行く末が案じられ、思わず知らず涙がホロリ。
「それそれ、それじゃ」と男は涙を採取したが、幾ら調べても、金になりそうなものは見つからなかったという……。

「南無阿弥陀仏」の文字をどれだけ分析しても、南無阿弥陀仏の素晴らしさが分からないのは、これと同じことです。

南無阿弥陀仏の素晴らしさが分からない理由(「お・か・あ・さ・ん」の五文字に込められた心)

太平洋戦争末期、二十歳前後の若者を中心に約四千人が、特攻隊として命を散らしました。
片道分の燃料と爆弾を積んだ飛行機に乗り込むわけですが、そのほとんどは撃墜されたそうです。
特攻隊員の多くは、最後、「おかあさん!」と叫んで、死んでいったと言われています。

自分を生んで育ててくれた母、そして、誰よりも自分のことを案じてくれている母。
しかし、今自分は死んでいかねばならない、先立つ不幸をお許しください。最後、ひと目会って死にたかった、しかし今となっては叶わない。
そこで、最後の力を振り絞って、「おかあさん」と叫び、心の中で故郷の母と対面し、死んでいったのでしょう。
わずか五文字ですが、そこに込められた思いは、分析して分かることではないでしょう。

南無阿弥陀仏の六字の心

「南無阿弥陀仏」についても、分析して、その尊さ、素晴らしさが、わかるのではありません。
「南無阿弥陀仏」の六字に込められた仏心を汲み取らなければなりません。

まず、この「南無阿弥陀仏」の名号は、阿弥陀仏という仏様が、大宇宙の宝を結晶されたものです。
ですから、「阿弥陀仏」というお名前が入っています。
「すべての人の苦悩を抜き取り、絶対の幸福に救いたい」という、阿弥陀仏の大悲願によって、「南無阿弥陀仏」は完成されたのです。

さらに話を続けます。続きはコチラです。
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